A superstar who never disappointed.

今朝のNew York Timesの見出しです。

ニューヨーク・ヤンキースのデレク・ジーター選手が今シーズン限りでの引退を発表したことに関する記事。

私は、大学時代に、NYに1年間留学した経験があります。
その時に、打率.314で新人王を受賞し、ヤンキースの18年ぶりワールドシリーズ制覇に大きく貢献したのがジーター選手。

以来、ヤンキースの生え抜き選手として、チームの中心を務め、その後のワールドシリーズ4度制覇の立役者の一人として、活躍してきました。

実力だけでなく、人気はメジャーリーグ一。
Jeter
まさに、二枚目ニューヨーカーですね。

更には、人格者として、誰からも尊敬される人物。

高校卒業後、ドラフト6位としてヤンキースに入団当初は、遊撃手としてマイナーリーグで56個の失策を記録し、その後、努力で守備力を高めたことは有名な話しですね。

チームメートとは分け隔てなく会話をし、個人タイトルよりも、チームの勝利を目指す。

2003年からは、ヤンキースの主将を務め、そんな彼のことを、ニューヨーカーは、The Captainと呼びますね。

松井選手がヤンキースで活躍したのも、ジーター選手の影響は大きかったのでしょうね。

同い年、同じマンションに住む、松井選手とジーター選手は、公私にわたって良き仲間であったと、報道されていますね。

松井選手が、他チームに移籍してからも、友情は続いたのでしょう。

JeterMatsui
 
New York Timesは、彼を以下のように評しています。

"He does not raise his voice, rarely shows irritation."
(「彼はめったに、声を荒げたり、いらいらを表にださない。」)

"Jeter smiled under pressure and showed the leadership skillls."
(「彼はプレッシャーの下でも笑顔を絶やさず、リーダーシップを発揮する。」)

アメリカ人のリーダーシップ像が読み取れます。

私たちのリーダーシップ像と、重なる点に興味を持ちました。

スター選手たちが、実績と人気が高まるにつれて、人格的に評価できなくなることが多いなかで、ジーターは一貫して、ニューヨーカーを裏切らない。

それが、
A superstar who never disappointed.
ということですね。

楽天の田中選手がヤンキースに入団し、ジーターの最後の1年を一緒にプレーする。

2人が活躍して、ワールドシリーズを制覇し、引退の花道を飾れたら最高ですね。

The Captainの最後の1年とヤンキースに注目したいと思います。